ヤカラ相場:常識/実需を反映しない完全な投機市場に
先週末は、日銀総裁の当面の利上げ観測後退発言を機に再び上昇(円売り)に転じ、注目の米指標はそれぞれマチマチでしたが、予想通り週末金曜日パターン(指標悪化には下がらず、改善だけに反応して上昇)となって、クロス/円の更なる異常な大幅上昇(それぞれ高値更新)を伴って、強力防戦売りをこなし、123.50越えとなるも、その後は調整で123円台半ば近辺でのもみ合いに終始し週末を終えました。
今週(本日)ですが、先週末上値の重要節目局面を越えてしまったこともあり、ずっと述べていますように、表向きはここ最近の米指標等改善(=景気ソフトランディング気配・金利再上昇気配・ダウ高値更新等)と金利格差を背景に、実際はヤカラによる超理不尽な市場操作(=強引な買い支え下げ渋り/買い仕掛け上値ストップ狙い)での上昇(=円売り/ドル買い)の流れは残念ながら当面続きそうな雰囲気です。
先週ドル/円が5年ぶりの異常な上昇となっても、依然当局からは何の円安懸念発言も出ず、依然市場に達成感・警戒感のない状況のまま推移を考えると、当局がこのヤカラの異常なやり方を放置/黙認している限りは、あるいは何かサプライズ的な売り材料が出てこない限り、限度のない天井知らずのドル円・クロス/円の上昇(=いわゆるヤカラ相場:レベル感・達成感・警戒感・買い過ぎ感など常識の存在しない・実需の動きが反映しない完全な投機ベースの市場展開)が続きそうです。もはや市場には介入警戒感はもちろん、従来の取引の重要な目安となった日本輸出企業採算レートや実行為替レート等の意識さえなくなっています。
現状のドル/円の上昇は、2兆円(利益で)も儲けている一人勝ちのトヨタに、世界中がこぞってお願いだからもっと儲けて…と言っているようなもので、黙っていても儲かってしまう、円安が進んでも誰も困らない、この超ゆがんだ現象をどうやって説明すればいいのでしょうか…??ハイブリッド車だってCO2を排出しているわけで、半世紀以上も空気を汚してきたわけでだから、もっと率先してこの巨額の儲け(その中でも濡れ手に泡で儲けた最低でも為替差益分くらいは)を温暖化対策にもっと有効的に使ってほしいものです。そのぐらいの義務はあるはずですが…。
以前から述べていますように、どうやら日本の当局は得意の黙認を続けそうで、米国当局も好景気が続いている限りは、現状の円安状況をいじり(圧力をかけ)たくないようで、下手したら北京オリンピックが終わる(あるいは中国バブル調整が起こる)までは、この流れが続いてしまう可能性がありそうです。
週初のシナリオとして、依然円安懸念発言がないことで、防戦売りは強力ですが、引き続き小幅下落調整を交えてゆっくりもみ合いながら上昇していく展開でしょうか。
122.70の売り持ち(同レート手仕舞い予定)は、素直にポイント(123.15)で損切りすべきでした。失敗です。仕方ないので1回だけ売り上がりとしますがレベルは考え直してみます。







