update : 2010年 01月 25日 | ブラッドリーのテクニカルレッスン
ブラッドリーのテクニカルレッスンの3回目です。今回は、過去にサザで行われたブラッドリーのセミナーの動画を振り返りながら、ブラッドリー氏にインタビューを行いました。
12月末に発売されたブラッドリーの書籍「超簡単 アメリカ最強のFX理論」についてのお話からスタートしています。
SAZA FX Club(以下サザ):
早速ですが、ブラッドリーさん初の書籍、「超簡単 アメリカ最強のFX理論」の発売、おめでとうございます。書店でも目立つ所にディスプレイされていますね。
ブラッドリー・フリード(以下ブラッドリー):
ありがとうございます。自分の書籍が実際に書店に並んでいるところを見たときは、大変感激しました。
サザ:
書籍の方、読ませて頂きましたが、非常に内容が充実していますね。純粋に読み物としても大変面白いです。
ブラッドリー:
発売元の出版社(扶桑社)の方の協力のおかげで、すばらしい本ができたと思います。完成までに1年ほどお付き合い頂いた出版社や関係者の方たちに、感謝の気持ちでいっぱいです。
サザ:
個人的な意見ですが、非常に現実的な内容で、読者に対して誠実な接し方をしていて、FX業界に溢れる様々な書籍の中でも、最も役立つ本の一つだと思います。
ブラッドリー:
そう言ってもらえて嬉しいです。テクニカルストラテジーは、必ず確率論に帰結します。その点を読者の方に十分に理解してもらった上で、誰でも実践出来るストラテジーの基本を色々紹介しています。
サザ:
仕事柄、FX関係の本は色々読んでいますが、こんなに丁寧な本は本当に貴重だと思います。この手の書籍としては、値段がびっくりするくらい安いので興味がある方は読んでおいて絶対に損は無いと思います。
ブラッドリー:
宣伝してくれてありがとう(笑)
わたし自身も本の内容にはとても満足しています。
サザ:
さて、今回は、過去にSAZA FX Clubで行ったオンラインセミナーの動画を振り返りながら、ブラッドリーさんが過去に紹介したテクニカルストラテジー(手法)をもう一度振り返りながら、手法についての質問をしたいと考えています。
ブラッドリー:
なんでも聞いてください。
シンプルなルールで明瞭な資産運用「2trendy」
一回目のオンラインセミナーの動画「2トレンディー手法を使ってトレードで生計を立てよう!」は、こちらから御覧になれます。
サザ:
最初に、1回目のセミナーでご紹介頂いた手法、「2trendy(トゥートレンディ)」について振り返っていこうと思います。
セミナーのタイトルでもありますが、2trendyだけでの資産運用で、専業トレーダーとして生計を立てることは可能なのでしょうか?
ブラッドリー:
可能だと思っています。
ロブの生徒にも、2trendyだけで生計を立てている専業トレーダーはたくさんいます。
サザ:
セミナーが行われた時期に、ブラッドリーさんがSAZA FX Clubで配信していた無料シグナルは、2trendyによるものだったので、その手法について解説されるセミナーとあってか、参加者があっという間にいっぱいになってしまいました。
ブラッドリー:
ストラテジーとトレンドがうまくマッチしていた時期で、私自身の調子もよかった時期でしたね。
サザ:
なぜ手法を全てオープンにした状態でシグナル配信を行おうと思ったのですか?
ブラッドリー:
シグナルを元にポジションを持つ方が、シグナルの意図を理解した上でエントリーしてもらうためです。
また、最終的には、受信者の方たちが、自分の裁量で2trendyによるエントリーができるようになってもらいたいという気持ちもあり、エントリーの際に、チャート付きでエントリーの狙いや意味を説明もしました。
サザ:
2trendyの魅力とはなんでしょうか?
ブラッドリー:
短い時間足でも使えますので、トレードする時間が限られている方でも例えば1分と5分のチャートを使って数時間で終わるトレードのチャンスが沢山見つけられます。トレードに使える時間が短い人でも使える点で、色々な人に好まれています。
そして、シンプルな手法なので理解が簡単なこと、バックテストが簡単に行える点も魅力ですね。インディケーターを使わずに勝率がいいトレードのセットアップが把握できる点、資金管理をあわせて行うのも非常に把握しやすい点も多くのトレーダーに愛される理由かと思います。
サザ:
仕事のあと帰宅して、就寝までの数時間でトレードをする兼業トレーダーにぴったりですね。
ブラッドリー:
ロブは、「ニューヨークタイムにあわせて仕事が終り、家でゆっくりトレードできる日本のサラリーマントレーダーは非常に幸せだ」と、いつも言っていました。
東京市場の後で、相場の動きを把握しやすいニューヨーク市場の時間帯は、アメリカの兼業トレーダーは仕事の真っ最中でトレードどころじゃありません。
もちろん、2trendyは、兼業トレーダーだけでなく、一日チャートを見ていられる専業トレーダーがアグレッシブにトレードを行う際も有効な手法ですよ。
サザ:
当時のシグナル配信の受信者は誰もが覚えていることかと思いますが、2008年の12月から2009年の1月にかけて、ブラッドリーさんのシグナル配信は、2trendyを用いて爆発的な利益を出しました。
この時期は相場が非常に荒れている時期だったため、「2trendyは荒れた相場に強い」というような噂話が立っていたようですが、その点についてはいかがでしょうか?
ブラッドリー:
それは誤解ですね。
あの時の成績は、2trendyが導き出したトレードチャンスの中から、成功するものをうまく選ぶことができただけです。
基本的に、FX Clubで行った2回のオンラインセミナーで紹介した手法も、書籍で紹介した手法も、全てバックテストで勝率が6割を超えるものです。その勝率は相場が荒れた時期も、荒れていないときもあわせた勝率です。
どのテクニカルストラテジーも、マッチする相場、マッチしない相場があると思いますが、それを判断して、コントロール出来るようになることが専業トレーダーへの第一歩だと考えています。
バックテストで調べて、「使いたい」と感じたストラテジーは、「このストラテジーで勝てる」と確信できるまで、辛抱強く現在の相場と見合わせていくことが一番大事です。
逆張りが苦手な人のためのS/Rターゲット法&グランドキャニオン手法
二回目のオンラインセミナー「サポートとレジスタンストレーディングの根拠と利益最大化」の動画はこちらからご覧になれます。
サザ:
2回目のオンラインセミナーでは、2trendeyに加えて、「S/Rターゲット手法」と「グランドキャニオン手法」についてもご説明頂きました。
まずS/Rターゲット法についてお聞きします。
こちらの手法はどのような方におすすめですか?
ブラッドリー:
これは2trendyでエントリーを把握するのが好きな人で、逆張りをしたくない人に向いている手法ですね。順張りが好きな人で積極的にトレードしたい人は試してみる価値があるのではないでしょうか。
サザ:
前回のインタビューで、「自分の性格や生活スタイルにあっているかどうかを見極めないといけない」とお聞きしていますが、その点で2trendyと差別化する感じでしょうか?
ブラッドリー:
2trendyは逆張りがメインですからね。逆張りすることでストレスを感じてしまう人もいますね。自分に合わない手法を使って、メンタルコントロールが上手くいかないと、悪い結果に結びついてしまいます。
サザ:
S/Rターゲット法の魅力はどこにありますか?
ブラッドリー:
トレンドをずっと追いかけていくことが出来る点ですね。
逆張りのブレークダウンかブレークアウトが新しいトレンドの始まりでしたら、そのトレンドにずっとついていけます。つまり、2trendyのベースラインを越えたところの利益を取る可能性がある手法です。
サザ:
追いかけていける点に関しては、動画の中でも説明していただいていますね。
一緒にご説明頂いた、グランドキャニオン手法についてもお聞かせください。
ブラッドリー:
これもS/Rターゲット法と同じで、逆張りが苦手な人に向いていると思います。フィボナッチを使ってターゲットを設定します。
多くのトレーダーを見てきてわかったことなのですが、インディケーターについての好き嫌いなんかもありますよね。
普段見慣れないインディケーターを嫌う人というのも少なくなかったりもします。
そういう意味で、グランドキャニオン手法は、フィボナッチが好きな人が簡単に利用できるストラテジーですね。フィボナッチをよく見る人には、すぐに馴染める方も多いのではないでしょうか。
サザ:
見慣れないインディケーターだと、「この後どんな動きをするか全く予想がつかない」という緊張感みたいなものがありますね。
ブラッドリー:
そうですね。そういう緊張感で、メンタルコントロールができなくなるのなら、そんな手法は最初から使わない方が良かったということもありますからね。
また、S/Rターゲット法と比較すると、ターゲットとして使えるS/Rのレベルがなくても、フィボナッチリトレースメントレベルをターゲットとして使えるのが魅力的ですね。
実践する前に確認すべき点とは?
サザ:
トレード資金に関して質問させていただきます。
今回振り返ったオンラインセミナーでご紹介された3つの手法についてですが、実践する上で、必要な証拠金の目安などあれば教えていただけますか?
問題なければ、具体的な金額をお教えいただけると読者の方も喜ばれると思います。
ブラッドリー:
どの手法も1万通貨で運用するとして、最低100万円くらいあると良いかと思います。200万円あれば、より安心してトレードできると思います。もちろん、前回お話したマネーマネジメントをしっかりと行った上での話です。
サザ:
今回お聞きした手法以外にも、色々な手法について書籍のほうで紹介されているので、是非ご覧いただいて、自分にあった手法を見つけてほしいと思います。
ブラッドリー:
何度も本の宣伝をしてくれてありがとう(笑)
ただ、世界に存在するすべてのテクニカルストラテジーは、魔法ではなくて、戦略だということを理解して欲しいと思っています。
どんなに優秀なテクニカルストラテジーでも負けないわけではありませんし、色々なことに影響されます。
いくらバックテストで良い成績が出ているストラテジーでも、マネーマネジメントをしっかり行い、計画的に資産を運用しないと絶対に良い結果には結びつきません。テクニカルストラテジーの根本にあるのは確率論です。
サザ:
その点については、書籍でも、前回のインタビューでも丁寧に解説していただいていますので、ロブ&ブラッドリーファンのみなさんは十分に理解していると思います。
ロブ&ブラッドリーの今後の予定
サザ:さて、書籍と言えば、ロブの書籍も発売されますね。
ブラッドリー:
はい、ついにロブの書籍の和訳版が発売されます。
この本は、アメリカのトレーダー達の間で、すでにベストセラーになっています。
わたしにとっても一番の愛読書です。
FXをやる上での心構えが、非常に理解しやすく書かれています。ロブのユーモアセンスのおかげで非常に楽しく読めると思います。
サザ:
多くのファンが待ち望んでいた日本語版がついに出るということですね。
和訳にはブラッドリーさんも協力なさっているのですよね?
ブラッドリー:
ロブの知識や経験、ユーモアセンスが少しでも日本の方に伝わるように努力しました。
サザ:
そして今月末には、ロブが来日するようですね。
ブラッドリー:
少人数を対象にしたセミナーなどを行うために来日します。もう少し時間に余裕があれば、SAZA FX Clubの方でロブと2人でオンラインセミナーを行いたかったのですが、スケジュール調整がうまくいきませんでした。
サザ:
非常に残念です。またの機会に是非お願いしたいところです。
今話題に出ました、少人数の参加者対象のセミナーについてお教えいただけますか?
ブラッドリー:
これはロブ自身が限られた人数の受講生に対して直接テクニカルストラテジーをレッスンするものです。
しかし、残念ながらすでに予約がいっぱいになってしまっています。
また、ロブはパン・ローリング社主催の「投資戦略フェア2010」(1/23 開催)で講演を行います。こちらの投資戦略フェアはどなたでもご参加いただけます。
サザ:
投資戦略フェアには、サザインベストメントも出展しますので、その際はよろしくお願い致します。
ブラッドリー:
こちらこそ、よろしくお願いします。
サザ:
次回は、トレードメッセンジャーを利用したサービスについてお聞かせください。
ブラッドリー:
トレードメッセンジャーでは、前述したロブがセミナーで教える手法をベースにしたシグナルを配信する予定です。私自身、自分の口座も最近このストラテジーで運用していますが、大変安定感のある手法です。
サザ:
その手法部分には、皆さん大変興味があることかと思います。次回、詳細を是非お聞かせください。
ブラッドリー:
喜んで。

「超簡単アメリカ最強のFX理論」
扶桑社より発売中 定価:1,470円

「FXトレーダーの大冒険」
パンローリング社より発売中 定価:3990円











